確定拠出年金・・・やるべき?その③

確定拠出年金・・・やるべき?その③

こんにちは!FP松尾です!

確定拠出年金のデメリットは?

前回お伝えしたように、確定拠出年金にはメリットが多くあります。

【税金面】

・所得控除

・運用時非課税

・退職所得控除 など

【運用面】

・自己資金になる

・運用先を自分で選べる

では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

 

流動性リスク

確定拠出年金の最大のデメリットは、流動性リスクです。

一度拠出したお金は、原則として60歳までは引き出すことが出来ません。

よって、60歳までに使う事を前提とした資金の準備(教育資金など)には適していません。

積み立て可能額の全額を投資する事は避けた方が良いでしょう。

こちらの記事でも触れましたが、お財布は短期・中期・長期に分ける必要があります。

↓↓↓

【お金の基本講座~第一回~】お財布は〇〇に分けましょう!

 

あくまで、優先順位は①短期②中期③長期です。

拠出可能額は個別での判断になりますので、FPに相談する事を推奨します。

ただし、老後資金の積み立てのみに限定すると、税金面においても運用面においても非常に優れた仕組みである事に違いはありません。

・・・今のところは、ですが。

と、いうのも、税金面のメリットはいつまであるかは分かりません。

税金に関しては為政者がコントロールします。

ですので、皆さん・・・・ちゃんと選挙にいきましょう!(笑)

 

運用指図ってどうすればいいの?

(以下、自己責任でお願いします)

年代にもよりますが・・・

【50代~の方】

運用可能期間が短いので、リスクの高いのもは避けましょう。

元本保証タイプの定期預金や年金タイプが望ましいのではないかと思われます。

信託報酬が発生したりしますが、税控除を考えるとメリットが大きいのではないでしょうか。

 

【ほかの方】

運用する場合には、リスクを抑える為に分散投資をするようにしましょう!

25% 国内株式・国内債券

25% 先進国株式・先進国債権

25% 新興国株式・新興国債権

25% 国内リート・海外リート・コモディティ

一例ですが、このように振り分ける事でリスクを分散する事が可能です。

 

株式と債券のバランスに関してですが、

全世界は成長し続けているので、今後も成長し続ける事が予測できます。

若い方の場合は運用期間が長く、ドルコスト平均法の活用期間も長い為、

株の割合を増やしてしまっても良いのではないかと思います。

投資先の選択の際にインデックスとかパッシブとかアクティブとか・・・

よく分からん単語が並んでいるかと思いますが、基本的にはインデックスやパッシブで良いと思います。

アクティブは、信託報酬が高すぎる!と、個人的には思います。

全世界は成長し続けますので、その成長に合わせて運用してくれるインデックスやパッシブで問題ないと思います。

インデックスで2択もしくは3択のように、どれにするのが最善か悩んだ場合は、信託報酬が安い方でいいと思いますよー。

 

まとめ

確定拠出年金は、やった方がいいです!

ただし!

流動性リスクがあるので、短期・中期の備えがきちんとできている場合に限り!です。

まずは参加する事が重要かと思いますので、

1年間は上記の割合で、なんとなくでも良いので少額で始めてみてはどうかと思いますね。

始めてから勉強して修正していく事は十分に可能です。

FXなどと違い、0になる事はありませんので。

 

では!

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